【作品名】
　勝栗（かちぐり）
【製作年月】
　令和４年12月
【使用材料】
　本体：黄楊（ツゲ：御蔵島産）
　仕上げ材：染料（ヤシャブシ・茶粉）、イボタ蝋
　付属品：桐箱、手作りクッション、正絹組紐
【サイズ・長さ】　　
　本体サイズ：約 H39㎜×W31㎜×D20㎜（最大部分で計測）
　桐箱サイズ（外寸）：約 H65㎜×W55㎜×Ｄ46㎜
　正絹紐長さ：約 120㎜
　※作品写真中の駄菓子は、サイズ感やボリューム感の比較対象として置いた品物ですので、本作には付属しません。

【作品の説明】
　本作「勝栗」は、古の保存食（戦の兵糧）であった搗栗の「かち」という音の響きに「勝」を合わせたことで、「勝負に勝つ！」という必勝を祈願する想いが込められています。
　この様に前向きな意味を持った題材だったことから、古より多くの名人上手が手掛けてきました。　
　本作では、搗栗そのものをモチーフにして、普通の栗と合わせてみました。
　
　人生において勝負の時は、変化の狭間に訪れるものです。
　いずれにしても変わらないのは、結果に因らず挑戦することの崇高さ。
　だからこそ、勝負を決める瞬間、際、刹那に、力を大いに発揮して欲しいと私は願うのです。

　単に根付としてだけではなく、御守りとして身に付けておきたい気持ちになる作品だと私は思うのですが、皆さん如何でしょうか？
　受験や就職試験を控えている方へのプレゼントとしてご一考賜れれば、子を持つ親としても、製作者としても、幸せ至極にございます。
　
※搗栗を知りたい方は、ググってみて下さいませ。実物の画像や作り方も出てきます。また、我が家でも栗ご飯やマロンケーキに搗栗を使っています。普通の栗よりも歯ごたえがあって、風味が強いのが特徴です。
※NOTE（

【お願い】
１：根付の色落ちや色移りにご注意下さい。
２：根付の凹凸や尖った部分が衣類を痛める可能性があるのでご留意下さい。
３：乳幼児や小動物等の手が届かない場所に保管下さい。※保管だけではなく、使用中も飾る場合も同様にご注意願います。
４：組紐（根付紐・ストラップ含む）の老朽劣化にご注意下さい。
５：桐箱のフタと本体には向きが決まっています。本品では、桐箱の正面に向かって左下側面に〇印が押印しておりますので、ご確認の上開閉して下さい。
６：ご使用中の、根付の凹凸や象嵌（又は、異なる素材のパーツ部分）部分の破損や紛失については補償いたしかねますので、ご注意の程宜しくお願い申し上げます。（修繕可能の場合は、有償で修繕します。その際はご相談下さい。）
７：根付本体の欠けや摩耗、色味の変化は、根付の味わいを深める要素（根付の世界では「なれ」と呼ぶ）でもありますので、育てる心持ちで愛でてやって下さいませ（低頭）。