ブラックウォールナットという樹種を使って
木工旋盤（ろくろ）で削り出した一輪挿しです。

お花やアーティフィシャルフラワー（造花）をさりげなく飾りたい、
木の小物が大好き、という方にぜひお手にとっていただきたい作品です。


ある日、お花をいただく機会がありまして、ひとつの花瓶に生けていたのですが
小分けにして、家のあちらこちらに飾りたい、と思い立ち作ってみました。

そこで、小さめな一輪挿し制作がスタートしました。
この小さなサイズで様々な形状を試行錯誤して、
削っては磨いて、削っては磨いて、仕上がりをチェック検討しております。

特にこだわったのは、ふわっとした大小のカーブの形状とか
木の表面の仕上がり具合です。
木は、よく磨くと深い光沢が出ます。これが樹種によって風合いが違うのです。

そこに天然のオイルを２回塗布して、さらに天然ワックスで磨き上げますと
なんとも言えない深い色合いと、サラッとした手触り感が出てくるのです。


Sサイズの花瓶は、直径12ミリの試験管を付属しておりますので、
そこにお水を入れて生花を活けたり、
試験管を使わなくても、ドライフラワーなどを生けたりして
お楽しみいただけます。
さりげなく、なにげなく飾ってください。

また、試験管にアロマオイルなどを入れて、
アロマポットとしてもお使いいただけます。


■ブラックウォールナットという木の特徴

ウォールナットは、世界三代銘木（マホガニー、チーク）
と並び称される銘木のひとつです。
削ると深い光沢が出て、ほどほどに硬いけど、削りやすい美しい木です。
今でも大変人気の高い樹種です。


■制作方法について

木工旋盤（ろくろ）に角材をセットして、刃物（バイト）をあてて削り出します。
荒目から細目へと、だんだんにサンディングして磨いていきます。
最後は、8000番まで番手を細かくして磨きます。
深い光沢がでます。

塗装は、天然オイルを塗布して乾燥を２回繰り返し、
さらに天然ワックスを塗布して磨いて仕上げます。


■お手入れについて
よく絞った柔らかい布などで、ホコリをとっていただければ大丈夫です。
洗剤などを直接スプレーはしないでください。

天然の無垢の木なので、経年変化もお楽しみいただけます。
時を刻むほどに、深い味わいが増してきます。


■（若干の個体差があります）

樹種：ブラックウォールナット
最も太いところの直径：　　　　Φ56ミリ　　
先端の直径：　　　　　　　　　Φ18ミリ　
高さ：　　　　　　　　　　　　65ミリ
試験管：　　　　　　　　　　　Φ12ミリ　長さ60ミリ

一点一点、心を込めて制作しております。
少しずつ個体差がありまして、世界でたった一つだけの作品になっております。
個体差の寸法誤差は、ご了承いただければ幸いです。


■instagram更新中

制作中の作品や動画などを投稿しております。

そこにあるとその場所の空気がフワッと柔らかくなったり、温かくなったり、
楽しくなったり・・・。そんな空気を作り出せるような物つくりを目指して、
日々試行錯誤しております。
ご覧になっていただけると嬉しいです。